朝令暮改の解説
【読み方】
ちょうれいぼかい
【意味】
朝令暮改とは、命令や方針が一貫せず、すぐに変わること。
【注釈・由来】
朝に出した命令を夕方には変えるの意から、法律や命令が次々と変わって定まらず、一定しないことをいう。
『漢書』に「賦れん時ならず、朝(あした)に令して暮れに改む(租税の割り当てと取り立ては時期を守らず、朝命令を出して夕方にはそれを改める)」とある。
【出典】
『漢書』
【例文】
・あの国の首相の言うことは次々に変わって、まさに朝令暮改だな。政策に自信がないから方針さえ定まらないのだろう。
・社長の言うことが朝令暮改では、社員も身動きのしようがない。
・情勢が変化することは承知していても、軸となる方針が変わるのはまた」別の話。朝令暮改では何も進まない。
【注意】
「朝礼暮改」と書くのは誤り。
「朝三暮四」と混同して使うのは誤り。
誤用例 「得した気分になっているようだが、朝令暮改だと気づいていない。」
朝令暮改の関連語
【類義語】
朝出暮改/朝改暮変/朝改暮令/朝変暮改/朝立暮廃/天下法度三日法度
【対義語】
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【英語のことわざ】
・The law is not the same at morning and at night.(法律は朝と晩とで同じではない)
・Evening words are not like to morning.(晩の言葉も朝には変わる)