因果応報の解説
【読み方】
いんがおうほう
【意味】
因果応報とは、過去や前世での考えや行いに応じて、必ずそれ相応の報いがあるということ。
【注釈・由来】
仏教の考え方で、原因に応じた結果が報いるということ。
本来は、よい行いをしてきた者にはよい報いが、悪い行いをしてきた者には悪い報いがあるという意味だが、現在では、悪い行いをすれば悪い報いを受ける意味に偏った使われ方をしている。
【出典】
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【例文】
・因果応報で、あれだけの悪事を働いていたのだから、彼が職を失ったのは当然の結果だ。
・不幸な出来事があったからといって、すべてが因果応報というわけではない。
・因果応報ですから、日頃から善い行いをすることで自分自身が報われます。
【注意】
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因果応報の関連語
【類義語】
自業自得/悪因悪果/悪事身に返る/悪事身にとまる/仇も情けも我が身より出る/因果覿面/因果は巡る/自縄自縛/善因善果/爾に出ずるものは爾に反る/福因福果/人を呪わば穴二つ/平家を滅ぼすは平家/身から出た錆/六国を滅ぼす者は六国なり/伊達の盛りに跛引く/牢破りの牢腐れ/汝が罪汝を責む/一草一木各一因果
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Self do self have.(自分の行為は自分に帰ってくる)
・An ill life an ill end.(悪い生き方をすれば悪い死に方をする)
・As a man lives, so shall he die, as a tree falls, so shall it lie.(人は生きてきたからには死なねばならず、それと同じように、木は倒れたからにはそのまま横たわってなければいけない)