渡りに船の解説
【読み方】
わたりにふね
【意味】
渡りに船とは、困っているときに、ちょうどよく助けになる人や環境に恵まれること。
【注釈・由来】
どうやってこの川を渡ろうかと考えていたときに、都合よく目の前に船が漕ぎ寄せてきたということから。
「渡りに舟」とも書く。
【出典】
『法華経‐薬王品』如子得母渡得船
【例文】
・リストラされた私にとって、彼からの誘いは渡りに船だった。
・人手不足で困っているときに、職を探していた友人と偶然再会した。互いの条件も合って、渡りに船というものだ。
・渡りに船とばかりにその話に飛びついたが、契約書をよく読み返すと、とんでもない罠が仕掛けられていた。
【注意】
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渡りに船の関連語
【類義語】
渡りに船を得る/渡しに船/渡りの船/干天の慈雨/日照りに雨/闇夜の提灯/地獄で仏に会ったよう/大海で浮木に出会う/願ったり叶ったり
【対義語】
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【英語のことわざ】
・He jumped at the proposition.(彼はその提案に飛びついた)