一事が万事

一事が万事の解説

【読み方】
いちじがばんじ

【意味】
一事が万事とは、一つのことを見れば、他のすべてのことが推測できるということ。また、一つの小さなことに見られる傾向が、他のすべてのことに現れるということ。

【注釈・由来】
物事は、些細なことから万事が同じ調子だと見られやすいものである。
多く、あまり良くない一面を見て、他の場合も悪いはずだと推測する場合に使われる。

【出典】

【例文】
・彼女は一事が万事あの調子で、約束の時間を守ったことなど一度もない。
・一事が万事でないこともありますが、だいたいはそんなところでしょう。
・お客様には一事が万事と受け取られてしまいますから、ミスのないようにお願いします。

【注意】
「全般にわたる」という意味で使うのは誤り。
誤用例 「先生は本当に博識で、一事が万事、日本史だけでなく海外の歴史にも詳しい」

一事が万事の関連語

【類義語】
一事を以て万端を知る/一行失すれば百行共に傾く/一滴舌上に通じて大海の塩味を知る/一斑を見て全豹を卜す

【対義語】

【英語のことわざ】
・False with one can be false with two.(一つを偽る人は二つのことについても偽る)

【索引語】
一事万事

【分類】
状態・程度 > 全て

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