尾生の信の解説
【読み方】
びせいのしん
【意味】
尾生の信とは、約束を必ず守ること。また、融通がきかず生真面目過ぎること。
【注釈・由来】
春秋時代、魯の国の尾生という男が、一人の女性と橋の下で会う約束を交わしたが相手はなかなか現れなかった。
そのうちに大雨で川が増水してきたが、尾生はその場を立ち去ろうとせず、橋げたにしがみついて女性を待ち続け、ついに水死してしまったという故事から。
良い意味でも悪い意味でも用いる。
【出典】
『史記』『荘子』
【例文】
尾生の信もほどほどにしないと馬鹿を見るぞ。
【注意】
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尾生の信の関連語
【類義語】
杓子定規/棒律儀/義理の堅い山伏は寝ていて法螺を吹く/琴柱に膠す/柱に膠し舟を刻む/柱に膠し瑟を調ぶ/理が皮を被る
【対義語】
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【英語のことわざ】
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