流星光底長蛇を逸す

読み方

りゅうせいこうていちょうだをいっす

流星光底長蛇を逸すの意味・解説

流星光底長蛇を逸すとは、せっかくの機会、またとない機会を逃してしまうことのたとえ。また、惜しいところで大敵を取り逃がしてしまうことのたとえ。

由来などの解説

「底」は「下」の意味で、「流星光底」は振り下ろす刀剣の閃光を流星にたとえた言葉。
「長蛇」は「大きく長い蛇」の意味から転じて、「大きな獲物」や「またとない機会」を表す。
江戸時代の儒学者の史家頼山陽が、上杉謙信と武田信玄の川中島の合戦をうたった詩に「遺恨なり十年一剣を磨き、流星光底長蛇を逸す(十年の苦心もむなしく、撃ち損なってしまった)」とある。

出典

頼山陽・詩『不識庵の機山を撃つの図に題す』

例文

このチャンスを逃すなんて、流星光底長蛇を逸すというものだ。

流星光底長蛇を逸すの類語・対義語

類義語

長蛇を逸する/大魚を逸す

対義語

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キーワード

流星長蛇逸する

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