高嶺の花の解説
【読み方】
たかねのはな
【意味】
高嶺の花とは、ただ遠くから眺めているだけで、自分のものにはできないことのたとえ。
【注釈・由来】
高い山の嶺に咲く花のように、遠くから見るばかりでとうてい手に取ることができないもののことをいう。
主に、高価なものや美しい人などに対して使う。
【出典】
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【例文】
・僕にとって彼女は高嶺の花で、とてもじゃないがデートを申し込む勇気などない。
・安月給の私にとっては高嶺の花で、とても手が出せる商品ではありません。
・高嶺の花と思っていた第一志望の高校に進学することができました。
【注意】
「高値の花」と書くのは誤り。
高嶺の花の関連語
【類義語】
花は折りたし梢は高し/お庭の桜で及ばぬこと/お庭の桜/及ばぬ鯉の滝登り/垂涎の的
【対義語】
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【英語のことわざ】
・One may look at a star but not pull at it.(星を見ることは出来るが引っ張って取ることはできない)
・A Pisgah sight.(ピスガ山からの展望) ※ピスガ山は死海の北東にある山で、神はモーゼにこの山頂から約束の地であるカナンを見せた。しかしモーゼは神の意思でその地に行けないまま死んだことから、達成できない理想を望むことという意味で用いられている。