蛇足の解説
【読み方】
だそく
【意味】
蛇足とは、余計なこと。なくてもよい無駄なもののたとえ。
【注釈・由来】
楚の国で蛇の絵を早く描く競争をしたときに、自分の早さを自慢した者が「足まで描けるぞ」と言ったら、別の者が「蛇には足がないはずだ」と言ったため、足を描いた男が負けてしまったという、『戦国策・斉』にある故事に由来する。
「蛇足ですが」「蛇足ながら」「蛇足になりますが」などと、本題に付け足して話をする際のへりくだった表現としても用いる。
【出典】
『戦国策』
【例文】
・君の企画書の最後の一行は蛇足だから、削除したほうがよいだろう。
・これは蛇足ですが、来月には新商品の発表があります。
・蛇足ながら、少しご説明させていただきます。
【注意】
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蛇足の関連語
【類義語】
蛇足をなす/蛇を画きて足を添う/画蛇添足/為蛇画足/為蛇添足/妄画蛇足/屋上屋を架す/無用の長物
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Put a fifth wheel to the coach.(馬車に5つ目の車輪をつける)