住めば都の解説
【読み方】
すめばみやこ
【意味】
住めば都とは、どんなに辺鄙な場所であっても、住み慣れれば都と同じように便利で住み心地がよいということのたとえ。
【注釈・由来】
「都」は、政治や経済・文化の中心となる住みやすい場所の意。
実際には都のように便利な場所ではないが、慣れてしまえば不便とも思わなくなり、親しみや気楽さの方が強くなることから。
【出典】
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【例文】
・転勤が決まったときは嫌で仕方なかったが、住めば都というもので、今では快適に生活している。
・山の奥でも住めば都。いや、都会よりも住み心地がいい。
・田舎暮らしは不便なことも多いが、住めば都というから、もう少しこの地で頑張ってみよう。
【注意】
「住まば都」と混同して、住むなら都に限るという意味で使うのは誤り。
誤用例 「住めば都というから、こんな片田舎からは早く引っ越して都会に住まなければ」
住めば都の関連語
【類義語】
我が住む所は都なり/我が住む宿は極楽浄土/地獄も住みか/住めば都で花が咲く/住めば都の風が吹く/雪隠虫も所贔屓/住めば田舎も名所
【対義語】
住まば都
【英語のことわざ】
・To every bird his own nest is best.(どの鳥にとっても自分の巣が一番よい)
・There is no place like home.(我が家にまさる所はない)
・They that be in hell think there is no other heaven.(地獄に住む者はそこ以外の天国はないと思っている)