大は小を兼ねるの解説
【読み方】
だいはしょうをかねる
【意味】
大は小を兼ねるとは、大きいものは小さいものの代用として使える。小さいものより大きいもののほうが使い道が広く役に立つということ。
【注釈・由来】
大きいものはそれ自体の役割の他に、小さいものの代わりとしての役目も果たすが、小さいもは大きいものの代わりにはならない。
小さいものより大きいもののほうが、幅広く役に立つということ。
『春秋繁露』に「夫已有大者、又兼小者、天下能是之、況人乎」とある。
【出典】
『春秋繁露』
【例文】
・大は小を兼ねるというから、大きい方を買うことにしたよ。
・大は小を兼ねると言っても、トイレの水は大小使い分けなければもったいないでしょ。
・大きな網で小さな魚を捕まえられないように、必ずしも大は小を兼ねるとは限らないよ。
【注意】
-
大は小を兼ねるの関連語
【類義語】
大は小を叶える
【対義語】
長持ち枕にならず/大は小を兼ねるも長持ちは枕にならぬ/杓子は耳掻きにならず/大は小を兼ねるも杓子は耳掻きにならぬ/大は小を兼ねると言うな、薪は楊枝の代わりにならぬ/長持ちは弁当箱にならぬ/地引き網で白魚はとれない/材大なれば用を為し難し
【英語のことわざ】
・The greater serves for the lesser.(大は小にも役立つ)
・Store is no sore.(豊富に物があるということが害になることはない)
・The greater embraces the less.(大は小を包含する)