転んでもただでは起きない

解説

【読み方】
ころんでもただではおきない

【意味】
転んでもただでは起きないとは、たとえ失敗しても、そこで利益になるものを得ることのたとえ。また、どんな事態になっても必ず何か自分の利益になるものを見つけ出すという、欲深い人間のたとえ。

【注釈・由来】
転んでも必ずそこで何かを拾って起きるという意味から、どんな場合も何か得になることを見つけ出す者のことをいったり、そのように、要領のよいことや欲深さを冷評していう。

【出典】

【例文】
詐欺だと訴えられたのに、逆転勝利して、今度は名誉毀損で相手を訴えた。あの人はいつも転んでもただでは起きない人だ。

【注意】
手間をかけた分だけ利益を確保するという意味で使うのは誤り。
誤用例 「せっかく時間と旅費をかけてここまで来たのだから、ついでに隣県も見回ってこよう。転んでもただでは起きない精神だ」

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