読み方
にてひなるもの
似て非なるものの意味・解説
似て非なるものとは、一見似ているが、本質は異なるもの。いかにも道理に合っているようだが、正しくないもの。まがいもののこと。
由来などの解説
孟子の言葉に「似て非なる者を悪む。ゆうを悪むは其の苗を乱るを恐るればなり(外見は似ているが本物とは異なるまがいものをにくむ。田んぼに生えている雑草のはぐさを憎むのは、穀物の苗に似ていてまぎらわしいからだ)」とある。
出典
『孟子』
例文
いくら上手に真似たつもりでも、彼の足下にも及ばない。似て非なるものだ。
似て非なるものの類語・対義語
類義語
似て非なり/魚目燕石/葉公の龍/優孟の衣冠/読みと歌
対義語
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