初心忘るべからず

初心忘るべからずの解説

【読み方】
しょしんわするべからず

【意味】
初心忘るべからずとは、何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならないという戒め。

【注釈・由来】
世阿弥が芸事を極める上での心構えとして残した言葉。
『花鑑』に「当流に万能一徳の一句あり。初心不可忘」とある。
「忘る」は「忘れる」の文語形。

【出典】
世阿弥『花鑑』

【例文】
・自分の得意なことを生業にして成功したけれども、初心忘るべからずの精神でこれから先も精進していきたい。
・いつも初心忘るべからずという気持ちで仕事に取り組んでいます。
・経験を積めば得るものも多いが、失うものもあるので、常に初心忘るべからずと自分に言い聞かせている。

【注意】
この句は文語体なので、「忘る」を「忘れる」というのは本来誤りである。

初心忘るべからずの関連語

【類義語】
初心改めず/初一念が大事

【対義語】

【英語のことわざ】
・Don’t forget your first resolution.(初心忘るべからず)

【索引語】
初心忘れるべからず

【分類】
人生・社会 > 処世
状態・程度 > 最初

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