触らぬ神に祟りなし

触らぬ神に祟りなしの解説

【読み方】
さわらぬかみにたたりなし

【意味】
触らぬ神に祟りなしとは、物事にかかわり合いさえしなければ、余計な災いを受けることもない。余計な口出しや手出しはしないほうがよいというたとえ。

【注釈・由来】
主に、事なかれ主義や、逃げの処世をいう。
「触る」は、かかわり合いを持つという意味。
尾張いろはかるた』の一つ。

【出典】

【例文】
・今日の社長は機嫌が悪い。触らぬ神に祟りなしと言うからな。今日は顔を合わせないように外回りの仕事をしよう。
・触らぬ神に祟りなしというもので、喧嘩の仲裁に入れば自分が標的になるだけだ。
・触らぬ神に祟りなし、長い物は巻かれろと考える人ばかりでは、企業の成長はあり得ない。

【注意】
「障らぬ神に祟りなし」と書いたり、「当たらぬ神に祟りなし」というのは誤り。

触らぬ神に祟りなしの関連語

【類義語】
知らぬ神に祟りなし/構わぬ神に祟りなし/触らぬ神に罰あたらぬ/参らぬ仏に罰は当たらぬ/近づく神に罰当たる/無用の神たたき/触らぬ蜂は刺さぬ/当たらぬ蜂には刺されぬ/瘡もさわらねばうつらぬ/触らぬ漆に負けぬ/七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ/避けて通れば怪我はなし/雉も鳴かずば撃たれまい触り三百

【対義語】
義を見てせざるは勇無きなり

【英語のことわざ】
・Let sleeping dogs lie.(眠っている犬は寝かせておけ)

【索引語】
触る祟り無い

【分類】
人生・社会 > 処世,不運・災難・凶事

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