昔取った杵柄の解説
【読み方】
むかしとったきねづか
【意味】
昔取った杵柄とは、若い頃に身に付けた技量や腕前のこと。また、それが衰えないこと。
【注釈・由来】
「杵柄」とは、脱穀や餅つきに用いる杵の握る棒状の部分のこと。
若い頃に身に付けた餅をつく腕前は、年をとっても体が覚えているため衰えないことから。
「昔操った杵柄」とも書く。
『上方いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
・昔取った杵柄というやつで、野球なら得意だから任せておけ。
・さすが昔取った杵柄で、少しも危なげなところがない。
・その道にかけては昔取った杵柄で、若い子たちがやっているのを見ていられない。
【注意】
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昔取った杵柄の関連語
【類義語】
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【対義語】
騏驎も老いては駑馬に劣る/昔千里も今一里/昔の剣今の菜刀
【英語のことわざ】
・Utilizing one’s experience of former days.(往年の経験を生かす)