逃がした魚は大きいの解説
【読み方】
にがしたさかなはおおきい
【意味】
逃がした魚は大きいとは、一度手に入れかけて失ったものは、実際よりも大きく、素晴らしく見えるものだということ。
【注釈・由来】
三寸ほどの小さな鯛でも、釣り落とせば目の下一尺の大きな鯛に思えてくることから。
「逃がしたうおは大きい」ともいう。
【出典】
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【例文】
やはりあの時、どんな手段を使ってでも彼を引きとめるべきだった。逃がした魚は大きい。
【注意】
手に入れ損ねたものに対して使うため、不要と思って自らの意思で手に入れなかったことについて用いない。
誤用例 「入社試験で落とした子が、他の会社で次々新商品を生み出していると聞き、逃した魚は大きかったと感じている」
「のがした魚は大きい」でも意味は同じだが、「のがした」と読む場合は「逃した」と表記する。
逃がした魚は大きいの関連語
【類義語】
逃げた魚は大きい/釣り落とした魚は大きい/逃げた鰻に小さいはない/逃げた鰻は太い/逃げた鰻と自分の金玉はいかい/逃げた鯰は大きく見える/逃がした物に小さい物なし/死んだ子は賢い/死ぬる子は眉目よし/死んだ子は利口、逃がした魚は大きい
【対義語】
逃げた女房にゃ未練はない
【英語のことわざ】
・Every fish that escapes, appears greater than it is.(逃げた魚はみな大きく見える)
・You should have seen the fish that got away.(あなたは逃げた魚を見るべきだった)