水魚の交わりの解説
【読み方】
すいぎょのまじわり
【意味】
水魚の交わりとは、水と魚のように、切っても切り離せない非常に親密な関係。
【注釈・由来】
三国時代の蜀の王であった劉備が、諸葛孔明と自分の間柄について、「孤(君主の自称)の孔明あるは、猶魚の水有るがごとし」と言ってなだめた故事から。
元々は君臣の間柄で使われていたが、今は友人関係など一般的に用いられる。
【出典】
『三国志』蜀志 諸葛亮伝
【例文】
・彼とは20年間ずっと水魚の交わりを続けてきた。
・両国は水魚の交わりを結ぶの関係にあります。
・80歳を過ぎてから初めて水魚の交わりと言えるような親友ができた。
【注意】
どんなに親密な関係になっても、一時の交流において用いるのは誤り。
誤用例 「昨日出会った女性とは、水魚の交わりのような関係になれた」
水魚の交わりの関連語
【類義語】
魚と水/水と魚/魚の水を得たるが如し/水魚の親/水魚の因み/水魚の思い/管鮑の交わり/雷陳膠漆/膠漆の交わり/莫逆の交わり/莫逆の友/刎頸の交わり/刎頸の友/断金の交わり/断金の契り/断琴の交わり/金石の交わり/金蘭の契り/心腹の友/知音
【対義語】
-
【英語のことわざ】
・A Damon and Pythias friendship.(ダモンとピュティオスの仲=無二の親友)
【分類】
・人間関係 > 友人・仲間・付き合い