花に嵐

解説

【読み方】
はなにあらし

【意味】
花に嵐とは、物事にはとかく邪魔が入りやすいことのたとえ。

【注釈・由来】
好事を「花」に見立て、「嵐」はそれを散らして吹く激しい風。
花がきれいに咲くと、激しい風が吹いて撒き散らしてしまうことから、良いことにはとかく邪魔が入りやすいことをいう。
唐代の詩人 于武陵の『勧酒』という漢詩を、井伏鱒二が和訳した「花に嵐のたとえもあるぞ『さよなら』だけが人生だ」が有名だが、「花に嵐」という言葉自体はそれ以前から使われており、この訳が由来というわけではない。

【出典】

【例文】
・花に嵐というが、準備万端整っていざ開始しようと張り切っているときに、ここまで多くのトラブルに見舞われるとは……。
・今日は彼女との初デートの日なのに、花に嵐で残業が入ってしまった。
・花に嵐なんてことは日常茶飯事。いちいち落ち込んでいられないよ。

【注意】

1

2
TOP
テキストのコピーはできません。