雨降って地固まるの解説
【読み方】
あめふってじかたまる
【意味】
雨降って地固まるとは、揉め事などの困難な事態の後は、かえって良い結果や安定した状態を保てるようになることのたとえ。
【注釈・由来】
人は雨を嫌がるものだが、雨が降ったあとは、かえって土地が固く締まり、よい状態になることから。
【出典】
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【例文】
・雨降って地固まるで、大喧嘩をして離婚すると言っていた夫婦が、今は以前より何でも言い合える仲になったそうだ。
・雨降って地固まるというように、本音で激しくぶつかり合った方が、お互いを理解し合えるものだ。
・空に虹がかかったとしても、彼と私の関係で雨降って地固まることはあり得ない。
【注意】
第三者の介入があって、事が落ち着くという意味で使うのは誤り。
誤用例 「共通の友人が仲介したことで雨降って地固まり、無事に示談が成立できた」
雨降って地固まるの関連語
【類義語】
破れりゃ固まる/雨の後は上天気/嵐の後には凪がくる/諍い果てての契り/喧嘩の後の兄弟名乗り
【対義語】
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【英語のことわざ】
・A broken bone is the stronger when it is well set.(うまくつながれば折れた骨は以前よりも丈夫になる)
・After a storm comes a calm.(嵐のあとに凪が来る)
・After rain comes fair weather.(雨の後には晴れが来る)
・The falling-out of lovers is a renewing of love.(恋人同士の喧嘩は恋を新たにする)