冬来りなば春遠からじ

冬来りなば春遠からじの解説

【読み方】
ふゆきたりなばはるとおからじ

【意味】
冬来りなば春遠からじとは、今は不幸な状況であっても、じっと耐え忍んでいれば、いずれ幸せが巡ってくるというたとえ。

【注釈・由来】
寒く厳しい冬が来たということは、暖かい春が目の前まで来ているということから。
イギリスの詩人シェリーの「西風に寄せる歌」の一節「If winter comes, can spring be far behind?」に由来する。
「来りなば」は、文語動詞「来たる」の連用形+文語の完了の助動詞「ぬ」の未然形+接続助詞「ば」で、来たらばという意味。
「遠からじ」は、文語形容詞「遠し」の未然形+文語の打ち消し推量の助動詞「じ」で、遠くはないだろうという意味。

【出典】
シェリー・詩『西風に寄せる歌』

【例文】
・冬来りなば春遠からじだ。もう少し踏ん張れば必ず成功するだろう。
・冬来りなば春遠からじ、今が辛いなら幸せはすぐそこにある。
・不幸な時ほど将来への期待でわくわくするんだ。冬来りなば春遠からじというからね。

【注意】

冬来りなば春遠からじの関連語

【類義語】
一陽来復

【対義語】

【英語のことわざ】
・If winter comes, can spring be far behind?(冬来りなば春遠からじ)

【索引語】
来る遠い

【分類】
人生・社会 > 運命の変転
生活・暮らし > 気候・季節

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