阿鼻叫喚の解説
【読み方】
あびきょうかん
【意味】
阿鼻叫喚とは、非常に辛苦の状況に陥った人が、泣き叫び、救いを求めるさま。また、悲惨でむごたらしいさま。
【注釈・由来】
「阿鼻」とは、仏教で説く八大地獄の第八で、地下の最深部にある最悪の地獄のこと。父母を殺すなどの最大の罪を犯した者が落ち、身を焼かれ絶え間なく苦しみを受ける。
「叫喚」は、泣き叫ぶことで、阿鼻叫喚は、阿鼻地獄に落ちた者が、わめき泣き叫ぶさまから。
【出典】
-
【例文】
・町中は一瞬にして阿鼻叫喚の巷と化した。
・無差別爆破テロが発生し、街は阿鼻叫喚の様相を呈した。
・阿鼻叫喚の現場にレポーターが到着した。
【注意】
「阿鼻狂喚」と書くのは誤り。
阿鼻叫喚の関連語
【類義語】
地獄絵図/虚空を摑む
【対義語】
-
【英語のことわざ】
-