秋の扇の解説
【読み方】
あきのおうぎ
【意味】
秋の扇とは、愛が薄らいだために男に見捨てられた女のたとえ。
【注釈・由来】
夏の暑いときには重宝された扇も、秋になれば暑さもなくなり用が無くなることから。
前漢の成帝の妃・班婕妤(ハンショウヨ)が、成帝の寵愛を失い、不要になった我が身を秋の扇にたとえて嘆きの詩『怨歌行』を詠んだという故事に由来する。
【出典】
『文選』
【例文】
・あれほど大切にされていた私も、今では秋の扇だ。
・長年付き合った彼氏に、秋の扇と捨てられた。
・他の女に彼を奪われ、秋の扇となってしまった。
【注意】
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秋の扇の関連語
【類義語】
斑女が扇/団雪の扇/秋風が立つ/秋風が吹く/秋を吹かす
【対義語】
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【英語のことわざ】
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