阿漕が浦に引く網

阿漕が浦に引く網の解説

【読み方】
あこぎがうらにひくあみ

【意味】
阿漕が浦に引く網とは、人知れず行う隠し事も、たびたび行えば広く人に知れてしまうことのたとえ。

【注釈・由来】
阿漕が浦は三重県津市東部の海岸一帯で、昔は伊勢神宮に奉納する魚を取るために網を引いた場所。
特別の漁業区域で一般人の漁は許されていなかったが、阿漕の平治という漁師が病気の母親のために、たびたび密漁をしていて、ついには見つかり簀巻きにされたという伝説から。
「あこぎなまねをする」などと用いて、強欲であくどいさまをいう「あこぎ」も、この伝説から出た言葉。

【出典】

【例文】
阿漕が浦に引く網で、本人はうまくやっていたつもりでいたようだが、日本中の人たちに知れ渡る結果になった。

【注意】

阿漕が浦に引く網の関連語

【類義語】
度重なれば顕るる

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
阿漕が浦引く

【分類】
人生・社会 > 不正
状態・程度 > 知れ渡る

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