一銭を笑う者は一銭に泣くの解説
【読み方】
いっせんをわらうものはいっせんになく
【意味】
一銭を笑う者は一銭に泣くとは、わずかな金額であっても、お金を粗末にしてはならないという戒め。
【注釈・由来】
はした金だからと「一銭」を馬鹿にする者は、いつかその一銭が無くて泣く思いをするだろうということから。
金銭を粗末に扱ってはならないという戒めや、貯蓄や倹約の大切さを言うときに使われる。
一銭を笑う者は一銭に泣くは、故事や格言に由来しないにも関わらず、作者がはっきりわかっている珍しいことわざで、大正8年に逓信省が貯蓄奨励用標語を公募し、2等に入選した大阪府東成郡中本町の朝田喜代松さんの標語が一般化したもの。
現代では「銭」が通貨として使用できなくなったことから、「一円を笑う者は一円に泣く」と言うようになっている。
【出典】
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【例文】
小銭だからと言って、無駄遣いをしてはいけない。一銭を笑う者は一銭に泣くものだ。
【注意】
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一銭を笑う者は一銭に泣くの関連語
【類義語】
一円を笑う者は一円に泣く
【対義語】
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【英語のことわざ】
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