天衣無縫の解説
【読み方】
てんいむほう
【意味】
天衣無縫とは、詩や文章にわざとらしい技巧がなく、自然で美しく、完璧なこと。また、無邪気な人柄で、飾り気やわざとらしさがないこと。
【注釈・由来】
「天衣」は、天女の衣服のこと。
「無縫」は、縫い目がないこと。
天衣無縫は、天女の衣服に縫い目など技巧を加えた跡がないという、次の伝説に由来する。
郭翰という青年が夏の夜に庭で寝ていると、空から天女がおりてきた。
その天女が着ている衣に縫い目がないことを不思議に思い、尋ねたところ、天女は「天人の着物には針や糸を使わない」と言ったという。
【出典】
『霊怪録』
【例文】
・今回の候補作品の中では突出しているが、天衣無縫とまでは言えないな。
・彼女の天衣無縫な振る舞いは、周りの人を明るくさせる力がある。
・型破りで天衣無縫な彼の言動は、誤解されることも多い。
【注意】
「天衣無法」と書くのは誤り。
天衣無縫の関連語
【類義語】
無縫天衣/天真爛漫/純真無垢/天真流露
【対義語】
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【英語のことわざ】
・To be natural and flawless.(自然で完璧)