五里霧中の解説
【読み方】
ごりむちゅう
【意味】
五里霧中とは、物事の事情がまったく把握できず、方針や見込みが立てれられないこと。また、手探りで何かをすることのたとえ。
【注釈・由来】
「五里霧」とは、五里四方に立ち込める深い霧という意味。
張楷が道術によって五里四方にもおよぶ霧を起こし、姿をくらまし惑わせたという故事に由来する。
【出典】
『後漢書』張楷伝
【例文】
・春から別の部署に移動となるが、新設された部署なのですべてが五里霧中だ。
・起業当時は五里霧中の状態でしたが、今では業界を牽引する企業へ成長しました。
・最初は五里霧中をさまような感じだったが、徐々に事情がわかり、なんとか対処することができた。
【注意】
五里霧中の語構成は「五里霧、中」であり、「五里、霧中」ではない。
「五里夢中」と書いたり、「夢中」の意味で使うのは誤り。
誤用例 「当時は五里霧中でアイドルに熱を上げていた」
五里霧中の関連語
【類義語】
暗中模索/曖昧模糊/座頭が梅林を通るよう
【対義語】
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【英語のことわざ】
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