喧嘩両成敗の解説
【読み方】
けんかりょうせいばい
【意味】
喧嘩両成敗とは、喧嘩や争いをした者は、双方とも悪いとして、どちらの主張も認めない形で処罰すること。
【注釈・由来】
「成敗」は、処罰という意味。
戦国時代から近世初頭での「喧嘩」は、武力による争いを意味し、武力で抗争した者は、言い分の理非を問わず処罰された。
現代では「喧嘩」の意味が広がり、武力を伴わない対立や、子供の口喧嘩なども含めていう。
【出典】
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【例文】
・喧嘩両成敗だ。罰として二人とも今月のおこづかいは無しにする。
・いじめの問題を喧嘩両成敗で片付けてはいけない。
・一方的に殴られたのに、喧嘩両成敗とはあんまりだ。
【注意】
喧嘩をした両者が罰せられる時に使う言葉なので、両者が許される時に使うのは誤り。
誤用例 「喧嘩両成敗で、どちらの選手も出場停止を免れた」
喧嘩両成敗の関連語
【類義語】
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【対義語】
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【英語のことわざ】
・In a quarrel both parties are to blame.(喧嘩は両者が罰せられるべきである)