雉も鳴かずば撃たれまいの解説
【読み方】
きじもなかずばうたれまい
【意味】
雉も鳴かずば撃たれまいとは、余計なことを言ったばかりに、自ら災いを招くことのたとえ。
【注釈・由来】
雉は鳴かなければ居所を知られず、撃たれることもなかったのにという意味から、無用な発言をしたために、自ら災いを招くことをいう。
「雉も鳴かずば打たれまい」や「雉も鳴かずば射たれまい」とも書く。
【出典】
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【例文】
・上司に失言したばかりに左遷されたらしい。雉も鳴かずば撃たれまいというのに、馬鹿だなあ。
・雉も鳴かずば撃たれまいに、なんであそこで出しゃばったのだろう。
・彼は曲がったことが嫌いだから、雉も鳴かずば撃たれまいとわかっていても、言わずにはいられないんだな。
【注意】
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雉も鳴かずば撃たれまいの関連語
【類義語】
鳴かずば雉も撃たれまい/鳥も鳴かずば撃たれまい/蛙は口から呑まれる/多言は身を害す/口は災いの元/口は禍の門/舌は禍の根/禍は口から/口は善悪の門/病は口より入り禍は口より出ず/三寸の舌に五尺の身を亡ぼす/触らぬ神に祟りなし/物言えば唇寒し秋の風
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Quietness is best, as the fox said when he bit the cook’s head off.(雄鶏の頭を噛み切った狐が言ったように、静かにしているのが一番良い)