爪に火をともすの解説
【読み方】
つめにひをともす
【意味】
爪に火をともすとは、非常にけちなこと。また、極端に倹約することのたとえ。
【注釈・由来】
けちでろうそくを買わない、あるいはろうそくも買えないほど貧乏なため、代わりに爪に火をつけて灯りをともすことから。
「爪に火を点す」とも書く。
『尾張いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
・爪に火をともす生活をするのも結構だが、大金を貯めたいのなら、外へ働きに出たほうが得策ではないか?
・爪に火をともすような生活を続け、なんとか二人の子供を大学まで出しました。
・政治家たちは、爪に火をともす暮らしをしている国民のことなど考えているわけがない。
【注意】
「爪に火を燃やす」とするのは誤り。
爪に火をともすの関連語
【類義語】
生爪に火をとぼす/爪から火が出る/吝ん坊の柿の種/出すことは袖から手を出すも嫌い/出すことは目の中の塵でもいや/出すことは舌を出すのも嫌い/出すことなら鐚銭一文でも嫌
【対義語】
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【英語のことわざ】
・He will shave a whetstone.(彼は砥石を剃る)