窮すれば通ずの解説
【読み方】
きゅうすればつうず
【意味】
窮すれば通ずとは、最悪の事態に陥ってどうにもならなくなると、かえって活路が開けるものである。
【注釈・由来】
絶体絶命だと思うような状況でも、案外解決の道はあるものだということ。
『易経・繋辞伝・下』に「困は、窮して通ず(占いで困の掛は、行き詰まっても必ず切り抜けることができる)」とある。
「窮すれば通じる」「窮すれば通ずる」とも言えるが、「通ず」を使うのが一般的。
【出典】
『易経』
【例文】
窮すれば通ずで起死回生の策が見つかって安心したよ。
【注意】
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窮すれば通ずの関連語
【類義語】
窮しては通ず/必要は発明の母/禍を転じて福と為す/案ずるより産むが易し
【対義語】
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【英語のことわざ】
・When things are at the worst they will mend.(物事は最悪の事態に陥ると好転するものだ)
・A hungry man smells meat afar off.(空腹の人には遠くの食べ物も匂う)
・Want makes wit.(窮すれば知恵)