盗人猛々しいの解説
【読み方】
ぬすっとたけだけしい
【意味】
盗人猛々しいとは、悪事を働いていながら、平然としているさま。また、それを指摘されると、開き直ったり食ってかかるさま。
【注釈・由来】
盗みのような悪事を働いたにも関わらず、ずうずしい態度を取ることから。
「ぬすっと」は「ぬすびと」の音変化で、「ぬすびと猛々しい」ともいう。また、「盗っ人猛々しい」とも書く。
「猛々しい」は、「ずうずうしい」の意味。
【出典】
-
【例文】
・夫の浮気相手を呼んで話をしたら、「ご主人と別れてあげたらどうですか」と言ってきた。盗人猛々しいとはこのことよ!
・自分がしてきたことを棚に上げて「お前が言うな」と言ってやりたい。本当に盗人猛々しい奴だ。
・彼の言動は盗人猛々しいものであったため、誰もが許せないと感じたに違いない。
【注意】
「盗人甚だしい」というのは誤り。
盗人猛々しいの関連語
【類義語】
盗賊猛々し
【対義語】
-
【英語のことわざ】
・He bites the ear yet seems to cry for fear.(彼は相手の耳をかじっておきながら、相手を恐れて泣くふりをする)