独活の大木の解説
【読み方】
うどのたいぼく
【意味】
独活の大木とは、体ばかり大きくて役に立たない人のたとえ。
【注釈・由来】
うどの茎は太く、高さは2メートルにもなり、まるで大木のようだが、草なので柔らかくて用材にならないことから。
【出典】
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【例文】
彼は体も大きく食欲もすごいけど、さっぱり働かない。彼のような人を独活の大木というのだろう。
【注意】
人ではなく物に使うのは誤り。
誤用例 「こんな立派な美容機器があっても、使わなければ場所だけ占領されて独活の大木みたいだね」
褒め言葉として使うのは誤り。
誤用例 「子供の頃は背も小さいほうだったのに、今はこんなに大きく成長して。独活の大木のようですね」
独活の大木の関連語
【類義語】
独活の大木柱にならぬ/独活の大木蓮木刀/白豆腐の拍子木/千人持ちの蒟蒻/大きい大根は辛くない/大男総身に知恵が回りかね/大男の殿/大男の見かけ倒し/長鞭馬腹に及ばず
【対義語】
小人に鈍なし/山椒は小粒でもぴりりと辛い/小さくとも針は呑まれぬ/細くても針は呑めぬ
【英語のことわざ】
・Great trees are good for nothing but shade.(大木は日陰を利用できること以外何の役にも立たない)