年寄りの冷や水の解説
【読み方】
としよりのひやみず
【意味】
年寄りの冷や水とは、老人が年齢にふさわしくない危険なまねや、出すぎた振る舞いをすること。
【注釈・由来】
年寄りが強がって冷水を浴びるような、高齢に相応しくない無理な言動の意味からといわれる。
しかし、用例やいろはかるたの絵札では飲料水を表しており、年寄りが冷たい生水(煮沸していない天然の水)を飲むことを嗜めたものと思われる。
自虐的に言ったり、周りが冷やかしや警告として使う。
『江戸いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
・退職後に趣味としてサーフィンを始めようとしたら、年寄りの冷や水だと家族にとめられたよ。
・70歳を過ぎて全力で走るのは、年寄りの冷や水というもの。水よりお茶で、散歩程度にしておきましょう。
・年寄りの冷や水と思われるかもしれないが、まだまだ若い者には負けないぞ。
【注意】
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年寄りの冷や水の関連語
【類義語】
老人の冷や水/冷や水を飲む/老いの木登り/年寄りの秋の井戸端/ずくなしの冷や水/年寄りの力自慢/年寄りの夜歩き/年寄りの吉原通い
【対義語】
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【英語のことわざ】
・An old sack asketh much patching.(古い袋はあちこちほころびを直す必要がある)