泥棒を捕らえて縄を綯うの解説
【読み方】
どろぼうをとらえてなわをなう
【意味】
泥棒を捕らえて縄を綯うとは、事が起きてから慌てて準備を始めることのたとえ。
【注釈・由来】
「綯う」とは、糸や紐を一本により合わせること。
泥棒を捕まえてから慌てて縄を準備しても、泥棒は逃げてしまうだろうということから。
【出典】
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【例文】
SNSで「浮気バレたなう。今後どうすれば離婚されずに済むか、アドバイス募集中なう」とつぶやいている人を見たけれど、バレた後はもうどうしようもないだろう。泥棒を捕らえて縄を綯うというものだ。
【注意】
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泥棒を捕らえて縄を綯うの関連語
【類義語】
盗人を捕らえて縄を綯う/泥棒を見て縄を綯う/盗人を見て縄を綯う/泥縄/渇して井を穿つ/はまった後で井戸の蓋をする/喧嘩過ぎての棒乳切り/諍い果てての乳切り木/戦を見て矢を矧ぐ/敵を見て矢を矧ぐ/難に臨んで兵を鋳る/溺るるに及んで船を呼ぶ
【対義語】
備えあれば憂いなし/転ばぬ先の杖/濡れぬ先の傘/遠慮なければ近憂あり/暮れぬ先の提灯
【英語のことわざ】
・Have not thy cloak to make when it begins to rain.(雨が降りはじめてからレインコートを作らせるな)
・Don’t lock the stable door after the horse has been stolen.(馬が盗まれてから馬小屋に鍵をかけるな)