破竹の勢いの解説
【読み方】
はちくのいきおい
【意味】
破竹の勢いとは、勢いが激しくて、とどめることができないこと。猛烈な勢いで進んでいくこと。
【注釈・由来】
「破竹」は、竹を割るの意。
刃物で竹を割る際、最初の一節が割れればあとは一気に割れていくことから。
『晋書』杜預伝の「今兵威已に振う。譬ばを竹を割るが如し。數節の後、皆刃を迎へて解け、復手を著くる処無し。(今こちらの軍の兵威は盛んであり、それは例えるならば竹を割るときのようなもので、刃を当てれば数節の先まで割れてしまうのだから手を施すことはもう何もない)」に由来する。
【出典】
『晋書』杜預伝
【例文】
・破竹の勢いで進む彼らを止められる者はいなかった。
・このチームの成長の早さには、目を見張るものがある。今の彼らは破竹の勢いだ。
・破竹の勢いで売り上げを伸ばし、業界トップに躍り出た。
【注意】
「爆竹の勢い」というのは誤り。
破竹の勢いの関連語
【類義語】
飛ぶ鳥を落とす勢い/草木も靡く
【対義語】
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【英語のことわざ】
・He is ready to leap over nine hedges.(九つもの生け垣をも飛び越えんとする勢い)
【分類】
・状態・程度 > 勢いがある・活気づく