白河夜船の解説
【読み方】
しらかわよふね
【意味】
白河夜船とは、何が起きても気づかないほど、ぐっすり眠っていることのたとえ。また、知ったかぶりをすること。
【注釈・由来】
白河は、京都の地名。
「京都を見物してきた」と嘘を言った者が、白河のことを聞かれて川の名前だと思い、「夜中に船で通ったので知らない」と答え、嘘がばれたという話からとされている。
「白川夜船」や「白河夜舟」とも書いたり、「夜船」は「よぶね」とも読む。
【出典】
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【例文】
・昨夜はあまりにも疲れて、電話にも訪問者にも気づかず、白河夜船の高いびきをかいていたらしい。
・せっかくの夜景も白河夜船で見過ごしてしまった。
・彼の体験談は白河夜船で、観光ガイドから得た知識を言っているだけだ。
【注意】
「白河」を「しろかわ」と読むのは誤り。
体を前後に揺らして居眠りする意味の「船を漕ぐ」と混同し、「白河夜船を漕ぐ」というのは誤り。
白河夜船の関連語
【類義語】
道聴塗説/道に聞き道に説く/耳から口へ出る
【対義語】
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【英語のことわざ】
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