踏んだり蹴ったり

解説

【読み方】
ふんだりけったり

【意味】
踏んだり蹴ったりとは、重ね重ねひどい目にあうことのたとえ。また、何度もひどい目にあうことのたとえ。

【注釈・由来】
ひどい目にあうのに「踏まれたり蹴られたり」ではなく、「踏んだり蹴ったり」と言うのは、元々、痛めつけたりする側の行為を表す言葉だったからである。
何度もひどい目にあわせている様子を客観的に言うと「あれは踏んだり蹴ったりだな」となり、ひどいことが重なる意味のみで、する側される側の区別がない表現になるため、ひどい目にあう側も「踏んだり蹴ったり」と言うようになった。

【出典】

【例文】
・妻には愛想を尽かされ、親には勘当され、会社をクビになり、踏んだり蹴ったり殴ったりの人生だ。
・上司から踏んだり蹴ったりな目にあわされた彼は、会社を辞める覚悟をした。
・新年早々、踏んだり蹴ったりで、今年一年が思いやられる。

【注意】

1

2
TOP
テキストのコピーはできません。