正直者が馬鹿を見るの解説
【読み方】
しょうじきものがばかをみる
【意味】
正直者が馬鹿を見るとは、ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが、正直な者は秩序や規則を守るために、かえって損をする。
【注釈・由来】
正しい事がなかなか通らない世の中の矛盾を批判した言葉。
【出典】
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【例文】
・あんなに誠実な人が出世できないなんて、正直者が馬鹿を見る世の中だ。
・悪人ばかりが甘い蜜を吸い、正直者が馬鹿を見るような法律は今すぐ見直すべきだ。
・正直者が馬鹿を見る社会であってはならないですが、その社会を作っているのは我々有権者です。正直者が馬鹿を見ない社会にしたければ、まず選挙へ行くところから始めましょう。
【注意】
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正直者が馬鹿を見るの関連語
【類義語】
正直者が損をする/正直貧乏横着栄耀/正直は阿呆の異名/正直は馬鹿の本/正直も馬鹿の内/馬鹿正直も馬鹿の内
【対義語】
正直の頭に神宿る/正直は最良の策である/正直は一生の宝/正直は一旦の依怙にあらざれどもついに日月の憐れみを被る
【英語のことわざ】
・Honesty is ill for thriving.(正直は繁栄にとっては不都合である)
・The properer man the worse luck.(品性の立派な人ほど運が悪い)