埒が明かないの解説
【読み方】
らちがあかない
【意味】
埒が明かないとは、物事の決着がつかない。事態が進展しない。
【注釈・由来】
埒が明かないの「埒(らち)」は、仕切りとして設けた柵のこと。
「埒」に「進展」や「決着」の意味が含まれるようになった由来は、加茂の競べ馬で柵が外されるのを待ち侘びた。もしくは、春日大社の祭礼で祝詞を読み終わるまで神輿の柵が開かれなかったことからといわれる。
【出典】
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【例文】
・素人が集まって議論を繰り返していては埒が明かないから、専門家に相談したほうがいいよ。
・お互いの言い分に大きな隔たりがあり、埒が明かない状況が続いていましたが、弁護士を立てて訴訟を起こしたことで一気に解決しました。
・今の方法を続けていても一向に埒が明かないので、別の方法を試してみても良いかもしれません。
【注意】
「埒が開かない」と書くのは誤り。
埒が明かないの関連語
【類義語】
堂々巡り/鼬ごっこ/暗隅からべこ引き出すよう/絵が解けぬ/沼田をこく
【対義語】
埒が明く/埒が干る/道が行く
【英語のことわざ】
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