読書百遍義自ら見るの解説
【読み方】
どくしょひゃっぺんぎおのずからあらわる
【意味】
読書百遍義自ら見るとは、どんなに難しい書物であっても、繰り返し読むうちに意味が自然とわかるようになるものだということ。
【注釈・由来】
魏の学者董遇が、弟子入りを申し込んだ者に対して言った「読書千遍、其の義自ら見る」に由来する。
多くの本を読めばよいというものではなく、良い書物を熟読することに意味があるという乱読を戒める意味を含む。
【出典】
『三国志』魏志-董遇・裴松之注
【例文】
読書百遍義自ら見るというように、最初は意味がわからなかった本も、何度か読むうちに言いたいことが理解できるようになった。
【注意】
この句において「見る」を「みる」と読んだり、「現れる」と書くのは誤り。
読書百遍義自ら見るの関連語
【類義語】
読書百遍意自ら通ず/誦数以て之を貫く
【対義語】
-
【英語のことわざ】
・Repeated reading makes the meaning clear.(くり返し読めば意味がはっきりしてくるものだ)