梁上の君子

梁上の君子の解説

【読み方】
りょうじょうのくんし

【意味】
梁上の君子とは、盗賊、泥棒。転じて、ネズミ。

【注釈・由来】
後漢の陳寔が、梁(はり)の上にひそんでいる泥棒を見つけ、「悪い習慣が身につくと、あの梁の上の君子のようになるのだ」と子供たちを戒めたという、『後漢書』陳寔伝の故事に由来する。
「梁」は、天井裏で棟を支える木材のこと。
「君子」は立派な人・人格者のことで、泥棒とは正反対の意味だが、生まれつきの悪人はいないという考えから、ここでは悪習に染まった善人という意味で用いられている。

【出典】
『後漢書』

【例文】
不景気が続いて梁上の君子が増えてるようだ。

【注意】

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