忠臣は二君に仕えず

忠臣は二君に仕えずの解説

【読み方】
ちゅうしんはにくんにつかえず

【意味】
忠臣は二君に仕えずとは、忠実な臣下は、いったん主君を決めたら、他の主君に仕えない。

【注釈・由来】
『史記』に「忠臣は二君に仕えず、貞女は二夫を更えず(真心こめて使える臣下は決して主人を変えず、貞節を守る女性は二人の夫に仕えるようなことはしない)」とある。
「忠臣は二君に事えず」と書いたり、「忠臣はじくんに仕えず」といったりもする。

【出典】
『史記』

【例文】
たとえ会社が倒産したとしても、自分は社長についていく。忠臣は二君に仕えずだ。

【注意】

忠臣は二君に仕えずの関連語

【類義語】
賢臣は二君に仕えず/忠なれば即ち二心無し/貞女は両夫に見えず/貞女は二夫に見えず/貞女は二夫を更めず/貞婦は両夫に見えず

【対義語】

【英語のことわざ】
・He that serves two masters has to lie to one of them.(二人の主人に仕える者は、どちらかの主人に嘘を言わねばならない)

【索引語】
忠臣二君仕える

【分類】
人間関係 > 師弟・敬服
性格・気質 > 誠実,意志が固い

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