思う念力岩をも通す

思う念力岩をも通すの解説

【読み方】
おもうねんりきいわをもとおす

【意味】
思う念力岩をも通すとは、どんなことでも一心に思いを込めてやれば、必ずできるということのたとえ。

【注釈・由来】
岩のように堅く大きな障害があったとしても、その壁を乗り越え必ず成就させることができるということ。
李広が草の中にいる虎を石と見間違えて弓を射たら、その矢は刺さるはずのない石に突き刺さったという「石に立つ矢」の故事に由来する。
楚の熊渠子にも同様の故事がある。
「思う念力岩をも徹す」や「思う念力岩をも透す」とも書く。

【出典】
『史記』『韓詩外伝』

【例文】
彼女の父親に結婚を反対されているって?そんなことで落ち込んでどうするんだよ。思う念力岩をも通すと言うだろう。本当に彼女が好きなら、認めてくれるまで何度も会いに行けばいいじゃないか。

【注意】

思う念力岩をも通すの関連語

【類義語】
念力岩を徹す/念力岩も徹る/一念岩をも通す/一心岩をも通す/石に立つ矢/思えば徹る/信仰は山をも動かす/蟻の思いも天に届く一念天に通ず精神一到何事か成らざらん志ある者は事竟に成る成功とは精神の別名なり為せば成る、為さねば成らぬ何事も為す者は常に成り、行う者は常に至る雨垂れ石を穿つ点滴石を穿つ

【対義語】

【英語のことわざ】
・Faith can move mountains.(信仰は山をも動かす)
・Set hard heart against hard hap.(苦難には強い意志を持って立ち向かえ)

【索引語】
思う念力通す

【分類】
人生・社会 > 成功・出世
行動・動作 > 努力・忍耐

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