預言者郷里に容れられず

読み方

よげんしゃきょうりにいれられず

預言者郷里に容れられずの意味・解説

預言者郷里に容れられずとは、すぐれた人物であっても、身近な人には理解されにくいということ。

由来などの解説

「預言者」とは、神の言葉を世に伝える伝道者のこと。
神の啓示を受けた者であっても、幼少の頃から身近に成長していく姿を見ていた人にとっては、普通の人としか思えず、それほど高く評価されないという意味から。
『新約聖書・ルカ伝』にキリストの言葉として「はっきり言っておく。預言者は、自分の故郷では歓迎されないものだ」とある。

出典

『新約聖書』

例文

預言者郷里に容れられずで、彼が総理大臣になったことを、両親はさして驚きもしなかった。

英語のことわざ

No prophet is recognized in his own country.(預言者は自分の郷里以外どこでも敬われる)
A prophet is never welcomed in his hometown.(預言者は自分の故郷では尊敬されない)

預言者郷里に容れられずの類語・対義語

類義語

預言者故郷に容れられず/預言者郷里に尊まれず/預言者故郷に尊まれず/遠きは花の香、近きは糞の香/遠くの坊さん有難い/所の神様有難からず/人は故郷を離れて貴し

対義語

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キーワード

預言者郷里容れる

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