烏合の衆の解説
【読み方】
うごうのしゅう
【意味】
烏合の衆とは、まとまりのない寄せ集めの集団。
【注釈・由来】
カラスの群れがてんでに集まったり散ったりすることから、規律も統制もないものたちが寄り集まった群集のことをいう。
寄り集まって騒ぐだけの群衆や軍勢をあざけっていう言葉。
耿弇が漢の皇帝の子孫と偽称して、挙兵した王郎の軍隊に対し「烏合の衆に過ぎない王郎の軍など、枯れるを挫き腐れたるを折るように簡単に蹴散らすことができる」と言ったという話に由来する。
【出典】
『後漢書』
【例文】
・優秀な人材が揃っていても、リーダーがいないと烏合の衆になってしまう。
・大勢の人が群れて烏合の衆と化していた。
・いちゃもんをつけてきた相手は烏合の衆に過ぎないのだから、恐れる必要はない。毅然と立ち向かえば良い。
【注意】
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烏合の衆の関連語
【類義語】
烏集の衆/瓦合の衆/烏集の交わり/獣聚鳥散
【対義語】
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【英語のことわざ】
・The mob has many heads but no brains.(暴徒は頭数だけたくさんあるが、脳味噌はまったくない)