煩悩の犬は追えども去らずの解説
【読み方】
ぼんのうのいぬはおえどもさらず
【意味】
煩悩の犬は追えども去らずとは、人の煩悩はいくら追い払っても、つきまとって離れないものであるたとえ。
【注釈・由来】
「煩悩」とは、仏教の教義の一つで、人の心身を悩ませ苦しめる精神の働きのこと。
煩悩は犬と同じように、人間にまとわりついて、なかなか離れないものであることから。
【出典】
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【例文】
私利私欲を捨て、世の中のために生きたいと願う自分がいる反面、実際は欲や迷いを捨て切れていない。煩悩の犬は追えども去らずというが、人間は本当に弱い生き物だ。
【注意】
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煩悩の犬は追えども去らずの関連語
【類義語】
煩悩の犬は打てども去らず/煩悩は家の犬打てども門を去らぬ/煩悩の犬/煩悩は首に乗る/煩悩の垢
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Ambition is the last affection a noble mind can put off.(野心というものは、高貴な精神の持ち主でもなかなか遠ざけることができない激情である)