すまじきものは宮仕えの解説
【読み方】
すまじきものはみやづかえ
【意味】
すまじきものは宮仕えとは、人に仕え人に使われる立場は、出来ることならしたくないものである。
【注釈・由来】
「すまじき」とは、サ変動詞「す(為)」の終止形に、助動詞「まじ」の連体形「まじき」が付いたもの。連体詞のように用いる。してはならない、すべきではないの意。
「宮仕え」とは、古くは宮中に仕えること、宮廷に出仕すること。転じて、現在では官庁や会社などに勤めることを意味する。
人に仕えるということは、自由を束縛されたり、しきたりが多かったりと、何かと苦労が多いものだから、するべきではないという意味。
【出典】
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【例文】
独立して大変なこともたくさんあるが、自由にのびのびと仕事ができることが、なんといっても一番すがすがしい。すまじきものは宮仕えだね。
【注意】
「すさまじきものは宮仕え」としたり、「すまじきものは宮遣い」と書くのは誤り。
すまじきものは宮仕えの関連語
【類義語】
さすまいものは宮仕え
【対義語】
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【英語のことわざ】
・He is not free that serves others.(他人に仕える者に自由はない)