敗軍の将は兵を語らず

敗軍の将は兵を語らずの解説

【読み方】
はいぐんのしょうはへいをかたらず

【意味】
敗軍の将は兵を語らずとは、失敗した者は、それについて弁解するものではないということ。

【注釈・由来】
ここでの「兵」は、その戦や部下の兵士を意味する。
戦いに敗れた将軍は、戦いの経緯や武勇について語る立場にないという意味から、失敗した者が弁解がましく発言したりすべきではないという戒めに用いる。
『史記・准陰候』に「敗軍の将は以て勇を言うべからず。亡国の大夫は以て存を図るべからず(戦に負けた将軍は武勇について語る資格がない。滅んだ国の家老は国の存立を考えるべきではない)」とある。

【出典】
『史記』

【例文】
惨敗という結果に終わったのだから、今更ああすれば良かった、こうすれば良かったと弁解するのは男らしくないぞ。敗軍の将は兵を語らずというものだ。

【注意】

敗軍の将は兵を語らずの関連語

【類義語】
敗軍の将は兵を談ぜず/敗軍の将は謀らず/敗軍の将は以て勇を言うべからず/亡国の大夫は存を図るべからず

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
敗軍語る

【分類】
人生・社会 > 失敗・落ちぶれる
言葉 > 言葉が少ない

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