盛者必衰

解説

【読み方】
じょうしゃひっすい

【意味】
盛者必衰とは、この世は無常であるから、栄華を極めている者も必ず衰えるときがくるということ。

【注釈・由来】
『仁王経』の「盛者必衰、実者必虚(盛んな者はやがて衰え、満ちている者はやがてからっぽになる」に由来する。
仏教にある人生観で、この世の無常を表している言葉。
『平家物語』の冒頭にある「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらわす(祇園精舎の鐘の音は「世の中に不変はないと言っているように聞こえる。沙羅双樹の花の色は、盛んな者は必ず衰えることを表している。思い上がった者は長く続かない)」は、あまりにも有名である。

「盛者」は「しょうしゃ」「しょうじゃ」「せいじゃ」とも読む。
平家琵琶(『平家物語』の文章に節をつけて琵琶で伴奏する日本の伝承文化)では、「沙羅双樹」を「しゃらそうじゅ」と読むときには「盛者必衰」を「じょうしゃひっすい」、「さらそうじゅ」と読むときには「せいじゃひっすい」と読むとされている。

【出典】
『仁王経』

【例文】
・20年前に大豪邸を建てたあの社長が、今は家を売り払ってハローワークに通う日々だ。世の中は盛者必衰であることを感じずにはいられない。
・盛者必衰が激しい芸能界で、浮き沈みなく30年も活躍し続けるのは並大抵のことではない。
・この世は盛者必衰の理でまわっていることを忘れてはいけない。

【注意】
「生者必滅」と混同して、「生者必衰」と書くのは誤り。

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