臨機応変

臨機応変の解説

【読み方】
りんきおうへん

【意味】
臨機応変とは、その場その場の情勢や状況の変化に応じて、適切な手段をとること。

【注釈・由来】
臨機応変の「臨機」は、時と場合に応じて適切な処置をとること。
「応変」とは、その場の状況・思いがけない出来事に応じて適切な処置すること。

『南史』にある、梁の総司令官・蕭明のことばから。
梁の国の王家の一員だった蕭明は、「吾自ら機に臨みて変を制す。多言する勿れ(私は状況に応じて自分自身でうまくおさえられるのだから、余計なことは言わないでくれ)」と将軍たちに言った。

【出典】
『南史』梁宗室伝

【例文】
・彼は知識も豊富で頭の回転も速いが、臨機応変に対応する力に欠ける。
・柔軟な考え方を持って、臨機応変に対応することが求められます。
・急な変更にも臨機応変に対処していただき、とても感謝しています。

【注意】

臨機応変の関連語

【類義語】
機に臨み変に応ずる/随機応変/臨機制変/量体裁衣/当機立断/風見て帆を使う/めかりを利かす/人によって法を説く/機に因って法を説く/機に因って方便を説く

【対義語】

【英語のことわざ】
・Circumstances alter cases.(状況で事情も変わる)
・Other times, other manners.(時が変われば作法も変わる)

【索引語】
臨機応変

【分類】
人生・社会 > 処世
状態・程度 > 変化する

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